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なでしこ通信vol.06 はまっこおたすけ隊

2018年10月01日 なでしこ通信

「腰を痛めてしまって、ゴミ出しも難しい…」「家具を移動させたいけど自分ひとりでは…」。そんな高齢者の方のちょっとした困りごとを解決すべく活動しているのが、今回取材させていただいたボランティア団体「はまっこおたすけ隊」です。平成27年に発足し、隊員は現在33名です。

――「おたすけ」活動は、具体的にどのようなことをしているのですか?

柴山 ゴミ出しや大きくて袋に入りきらないゴミの分解、目の不自由な方や車いすの方の外出支援、電球の交換などです。依頼者の中にはお宅に介護ヘルパーさんが来ている方もいるんですが、規則があってヘルパーさんに頼めないことがあるらしいんですよ。だからそういうヘルパーさんが仕事としてできないことを代行する「隙間産業」のような役割にもなっているのかなと。

――ボランティアということは、無料で引き受けているのですよね?

柴山 はい、原則無料です。最初は有料にしたほうがいいと言う人も大勢いて、議論を重ねて決定しました。私たちはあくまでも素人のボランティアなのであまり複雑なことには対応しきれませんし、「日にちをずらしてもらえるなら対応できますよ」というようにこちらの都合もある程度相談させてもらいながらやっていきたかったので、お金は一切いただかないことにしました。

活動を始めて1~2年目は依頼が50件くらい。リピーターの方も増えて、昨年は依頼が70件以上ありました。中には「お金をとってくれたらもっと頼みたいのに」っていう人もいて。そういう話を聞くとちょっと考えちゃうんだけど(笑)。今日の「浜’sカフェ」は公民館主催の行事です。そのときにおたすけ隊も一緒に何かやってくれということで、バンド演奏やおもちゃの病院、自転車の病院をやるようになりました。壊れたおもちゃや自転車を持ち込んでもらったら、その場で修理しますよ。

――バンド演奏のときには参加しているみなさんの合唱が自然に始まって、驚きました。とても和やかな雰囲気でいいですね。

近藤 雨田さんがバンドリーダー。私は彼に誘われて、半強制的にハーモニカを始めました(笑)。

雨田 今日のような公民館の行事、敬老会、介護施設などで年に50回くらい演奏をしてまわっています。はまっこおたすけ隊の宣伝もかねてこうやってバンド活動をしています。

――おたすけ隊をつくるまでにはどんな歩みがあったのですか?

雨田 ボランティアを養成するために、まずは自分たちがボランティアとはどういうものかを勉強しました。社会福祉の団体が主催しているボランティアの講義を受けに行きましたよ。そこから何回かボランティアをやるうちに仲間が集まってきて。正式に募集してみたら30人くらい集まって。そんなふうに始まったこの取り組み、みなさんに喜んでもらえていると思っています。

――どんなときにそう感じますか?

柴山 それはもう、お礼を言われたときですね。こちらが思っている以上にお礼を言ってくださるんですよ。

近藤 そうやって喜んでもらえるから、こちらも苦に思うことなんか全くないんですよね。

――おたすけ隊としてこれからやっていきたい活動など、構想していることはありますか?

柴山 新しいことをやるというよりも、おたすけ隊がなくなってしまわないように。継続できるように、もう少し若い人に引き継ぎしていきたいなと思っています。今のままだと助けている側がみんな助けられる側の年齢になっちゃう。

雨田 助けてって依頼したのに杖ついてふらふらした人が来ても困るしね(笑)

柴山 そうそう、「おたすけ隊」といっても結局自分のためになってるんです。60歳を過ぎてひとり暮らしだと、何もやっていなかったら自分自身が孤立しちゃうんですよね。こういう活動をやればいろんな人と顔見知りになれる。だからけっこう自分の役に立ってるんですよ。そういうことを考えると、60前半くらいの年齢の人にももっと参加してほしいですね。

近藤 今は70歳くらいまで仕事をしている人も多いでしょ。現在のメンバーは退職後におたすけ隊を始めた人が多いです。

柴山 おたすけ隊のメンバーには、香椎浜小学校校区の人であれば年齢問わず誰でもなれます。おたすけ隊が長く続いていけるよう、担い手をお待ちしています。おたすけの依頼も、「無料だから遠慮しちゃう」という方がいると聞きますが、お気軽にどうぞ。お待ちしています。

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