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なでしこ通信vol.14 青葉ジュニアパトロール隊 WITH 青葉女性パトロール隊

2019年08月01日 なでしこ通信

蝉時雨が降り注ぐ夏休みの暑い日。朝から準備が整いつつある、青葉ジュニアパトロール隊の「表彰伝達式&出発式」会場にお邪魔しました。

毎年恒例の「出発式」に加え、今年は、福岡県少年警察ボランティア協会からの表彰があり、その式も行われるとのこと。 地域を挙げて防犯意識が高く、組織も充実している青葉校区。全国でも珍しい〝女性パトロール隊〞もそのひとつですが、十数年前からはじまった、青葉中生徒会による夏休みパトロールに起源を発する活動が、現在の姿となり、他校区の模範になると認められての表彰です。

そのジュニアパトロール隊に所属する生徒たちの代表として、青葉中学校の相良校長から「中学生は、まだ子ども、周りから守られる立場です。とはいえ、半分は大人。何かが起こった際には、自分より小さい子どもやお年寄りに対して、やれる範囲で力を尽くして欲しいと思っています。そして今後も、周囲の方から支援を受けながら、発展していくことを願います」とのお話がありました。

来賓からの激励やお祝いの言葉もあり、生徒たちも、先生も、防犯組合の方々も、みんな誇らしげです。

――出発式とは、どんなものなのでしょうか?

谷口 海那美さん 今年最初の活動をはじめる前に、地域の方たちと一緒になって行う行事です。パトロールの意味を確認したり、応援の言葉をもらったりして、それから、いよいよ出発です。いくつかの班に分かれて、女性パトロール隊の方とともに、校区内を廻ります。防犯の声掛けをしたり、こども一一〇番プレートの交換をしたり。青パトに同乗して、アナウンスしたりもします。 私は1年生から生徒会に所属しているので3度目ですが、今回が初めてのメンバーもいます。

――参加して、感じることはありますか?

谷口 海那美さん 女性パトロール隊の方とは、小学生の頃からずっと顔見知りで、親近感があります。みなさん優しくて、第二のおばあちゃん的な存在でもあるんです。だから、初めてパトロールに参加したメンバーも楽しそうです。青葉は、人と人との関わりが強い校区です。挨拶しあう習慣もついているので、ほかの地域で挨拶してもらえないことがあると、不安になります。やっぱり、青葉校区の人は心良いですね。だからこそ、治安が良いのだと思います。

――ジュニアパトロール隊のサポート以外には、普段どのような活動をされているのですか?

山本 道子さん、鈴川律子さん 小学生の下校時間に見守りパトロールをする、週2回の活動が主です。新入学の小さい1年生は、迷子になることもあって、そうならないように見届けます。そんな子も、学年が上がると成長しますから、その姿を見ると活力になりますね。このジャンパーを着ていると〝グリーンのおばちゃん〞って声も掛けてくれるし、とても可愛いですよ。安心感を持ってくれているのなら、ボランティアの甲斐があります。ほかには、お祭りや花火大会などで人出が多くなるときにも、校区を巡回します。運動会などの学校行事の際も出向きますし、近隣に不審者がいる知らせがあれば、緊急出動もします。

――危なくないのですか? 怖くもありますよね?

山本 道子さん、鈴川律子さん あくまで安全パトロールですし、大丈夫ですよ。ボランティアなので無理は禁物ですが、立っている姿が見えるだけで、制止力になるのだと思います。独りで廻ることもありませんから。でも、校区で組織される女性パトロール隊というのは、他ではあまり聞かないのではないかしら?自分たちの街は、自分たちで守る! 私たちを見た子どもたちに、そんな気持ちが芽生えると嬉しいですね。ジュニアパトロール隊との活動も、同じです。一緒に廻ることが、子どもたちにも、地域にも、安全を守る意識を根付かせる種まきになればと願います。

――地域全体のまとまりを感じますね。

安岡 由雄さん この出発式も、防犯意識の向上と普及を目指し、長年続けている活動です。子どもたちを守る活動だけでなく、子どもたち自らが防犯活動に取り組むこと。それが地域として治安を保つ教育でもあります。シニアから子どもまで、一 丸となって活動している地域は稀だと思います。前任の組合長が、防犯パトロール活動の基盤をすべて築いてくださったおかげです。青葉校区防犯組合も、2016年に内閣総理大臣表彰を受けているんですよ。青葉校区は、天満貴船神社もあり、矢じりや土器も出土するなど、古い歴史もある場所ですが、新興住宅地として成長してきたこの約40年、集まったみなさんと地域の安全を守ってきた賜物です。

――健全な心を育てる土壌づくり、そのようにも感じます。

安岡 由雄さん 将来は警察官になりたい! という子を育てるのが、個人的な目標であったりもします。育った地域を、好きな地元を、自分自身が守りたい! そんな子どもたちが増えて欲しいですね。表彰式は、9月14日(土)千早なみきホールにて1 3時30分より行われます。

子どもから、お年寄りまで、それぞれが見守り、寄り添いあい、安心して暮らせる地域。人同士の交流こそが、それを叶える大事なことなのだと実感しました。

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