梅雨開けをした途端、猛暑続きの毎日です。
年々、酷暑になっていくような気がしますが、
毎年夏は浴衣を着て夏を楽しんでいます。
今年はこの一枚に、博多献上織の夏帯を合わせてみました。
博多献上織の文様について少しだけ…
献上柄は独鈷と華皿という仏具がモチーフになっていおり、
それぞれの文様には意味があるそうです。
*独鈷:とっこ。尖った両先端は刃であり、どんな硬い石でも打ち砕くと言われている
*華皿:仏の供養をする際、散布する花を入れておいた皿のこと
独鈷には厄除けやどんな煩悩も打ち砕くという意味が、
華皿には供養、浄化の意味があるそうです。
また、太い2本の線に細い2本の線が挟まれている縞は
「親子縞」と呼ばれ、親が子を守る、慈愛・繁栄を意味し、
2本の細い線に太い2本の線が挟まれている縞は
「孝行縞」と呼ばれ、子が親を守る、尊敬・継承という意味があるのだそうです。
博多献上帯の締め心地も最高ですが、
それぞれの意味を知ればさらに身が引き締まります。
今年の夏は、特別な夏と言われています。
コロナウィルスに負けないように、
この夏を乗り切りたいものです。
皆様もこまめな水分補給をお心掛け頂き、
お健やかにお過ごし下さいませ。
営業企画部
西村