大河ドラマの「平清盛」を観てから、いつか訪れたいと思っていた場所がありました。
平安の武士達が生きた時代、海と神とが繋がっていた世界と云われる厳島神社。
私の家の近くに、平家の落人伝説の残る村があるらしいです。
平家の人々が都を追われ、命からがら逃れた末にたどりついたという言い伝えがあるそうです。
そんな土地に住んでいるからなのか、平家の物語には以前から興味がありました。
先日、妻と車で広島の宮島まで旅行に行きました。
福岡からの道中、壇ノ浦を渡った時、思わず胸が熱くなりました。
歴史がひとつの道で繋がっているような気がしました。
宮島に着いた時、潮見表を見ておくべきだったと思いました。
満潮でも干潮でもない中途半端な時間帯でした。
鳥居は海に浮かぶでもなく、歩いて渡れるわけでもなく、何とも言えない状態でした。
しかし渡船場の向こうに見えるあの鳥居を見たら、もう船に乗っていました。
それでも朱塗りの社殿と海
平安時代の美意識を感じさせるものがありました。
私にとっては、想像していた以上にロマンが詰まった最高の場所でした。
橘会館 業務部