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なでしこ通信vol.07 青葉灯りまつり

2018年11月01日 なでしこ通信

11月3日(土)、青葉小学校の校庭に巨大な龍が現れました。灯明を約8千個使って描かれています。この「青葉灯りまつり」は青葉イベント実行員会などが企画したもので、今回は第4回目の開催となり、当日の来場者は1,821名となりました。開催を約2週間後に控えたある日、実行委員の中から3名の方にお話を聞くことができました。

――これだけ素晴らしい灯明の巨大絵が完成するまでに、どのような準備があるのでしょうか。

中嶋 第一回目の実行委員会を開いたのは、今年の7月です。この時点ですでに小学校やデザインを担当してくださる先生の予定をおさえています。開催ができる見通しを立ててから実行委員会を開くわけです。当日は私たち実行委員とボランティアの方、小学生、中学生、支援学校の生徒からお年寄りまでが参加して、絵をつくりあげていきます。いまボランティアとしてお名前をいただいている方だけでも476名います。

脇坂 実行委員は、前日午後3時から準備をはじめ、当日は朝7時半くらいから集まります。

松尾 10時くらいからは、グラウンドに下絵を棒で描いていきます。来年から元号が変わるでしょう。次の元号のために勢いよく昇っていくという意味を込めて、今回は龍の絵柄に決めました。

脇坂 ボランティアの方々には13時から集まっていただき、ここからみんなで下絵に沿って灯明を並べていきます。灯明は、上向きに口の開いた紙袋の中に重しの砂とろうそくが入っているつくりになっています。色も7色ほどあって、並べるといっても労力のいる作業なんですよね。

松尾 暗くなり始める16時半頃、いよいよろうそくに火を灯していきます。当日は校舎の3~4階を一方通行の通路にして、巨大絵を上から眺めることができるようにしています。

脇坂 絵が完成してからも、まつりの間は交通整理をしたり参加者の案内をしたり忙しくしています。そして20時には一斉に火を消していきます。ろうそくの明かりがなくなってくると何も見えなくなるので、車のヘッドライトをつけて作業します。

松尾 私たち実行委員はそれから21時くらいまで撤収作業をしますね。

中嶋 1~2回目は役割分担など試行錯誤しながらでしたから、作業時間もものすごくかかっていました。私は朝から作業にだけ出て、くたびれてしまって、肝心の灯りがともった光景を見られなかったこともありました。でも今では実行委員もボランティアも慣れてきて、スムーズに進めることができるようになってきました。

――やはり裏にはたくさんの人の相当な時間が費やされているのですね。参加した地域の人たちはどんな反応をされていますか?

脇坂 見た人は、やっぱり楽しんでいますね。本当に4階から見たらすごく綺麗ですから。子ども達は、自分が絵やメッセージを入れた灯明を保護者の方と嬉しそうに眺めたりもしています。毎回、撮った写真を使ってカレンダーをつくって販売するんですが、これもまた好評です。でも、校区内でも灯りまつりを知らない人がまだ結構いるようです。

――もともとこの行事は、青葉小学校30周年のときに行なわれたとうかがいました。灯りまつりにはどのような思いが込められているのですか?

脇坂 子どもたちが将来校区を出ていった後も、心にずっと「ふるさと青葉」があってくれるように。

松尾 地域の人と一緒になって、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで一緒になってつくりあげた喜びはずっと心に残っていくと思うんです。大人になってから校庭を見て「ここでこういうことやったな」と思い出せるような、そんなものを見せてあげたい。

脇坂 外に出た子どもたちがここに戻ってこなかったとしても、思い出は心のどこかに残ってくるからね。

松尾 ひたすら「青葉校区のために」という気持ちです。

――この地域あってこその一大イベントなのですね。これからも長く続けていくために、考えていることはありますか?

脇坂 この灯りまつりと防災訓練を1年に1回、交互にやっていこうと考えています。今年は灯りまつり、来年は防災訓練、その次は灯りまつり…というように。 松尾 青葉校区の防災訓練は小学生全員と中学校全員が参加する大きなものなんです。

――ここは本当に自治協と小・中・特別支援学校が連携して様々な活動をしている地域ですよね。

松尾 子どもが非常に積極的に手を挙げるし、質問にもはきはきと答える。それから立ち止まって挨拶ができる。外から来た人に褒められるのも、そういった取り組みをしているからかもしれませんね。

中嶋 そうですね。だから熱心なボランティアさんも多いです。何かをするときにいろいろと協力してくださる方がたくさんいます。

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